うなぎの美味しい食べ方は? その温め方とタレの付け方のコツを知って自宅で食べるうなぎをランクアップ

購入してきたうなぎを自宅で美味しく食べるためには、いくつかのコツがあります。決して安い食材ではないからこそ、自宅でも納得いく味わいを再現したいところです。

うなぎを美味しく食べるためには、いったいどうすれば良いのでしょうか?うなぎの温め方やタレの付け方など、気になる点をわかりやすく解説します。

うなぎのおすすめ温め方法4つ

うなぎは、どのような温め方を選択するかによって、味や食感が大きく異なってきます。

4つの方法を紹介しますので、ぜひ好みの方法を探してみてください。

★電子レンジ加熱

もっとも手軽に温められる方法といえば、電子レンジを使ったものです。うなぎをパックから出してお皿に並べたら、タレを少々付けて、ふんわりラップをかけましょう。それを電子レンジに入れて、1~2分温めれば完成です。

ただし、電子レンジの場合、温めすぎるとうなぎの水分が奪われてしまいます。どことなくパサついた仕上がりになってしまうので、注意しましょう。心配なときは、あらかじめうなぎに、水や料理酒を数滴程度垂らしておくのがおすすめです。

電子レンジを使って温めた場合のうなぎの食感は、ふっくら軟らか。関東風のうなぎの焼き方を好む方に、おすすめの温め方です。

★湯煎

真空パックに入ったうなぎを温める際に、おすすめなのが湯煎です。鍋に湯を沸かしたら、そこに真空パックごとうなぎを入れて、温めていきます。

湯煎の場合、電子レンジのように、温め中に水分が飛んでしまうようなこともありません。仕上がりの食感は、やはりふっくら軟らか、関東風に近くなります。

ただし、こちらの方法は、真空パックされたうなぎにのみ使えるもの。一般的なトレーにパッキングされたうなぎは、残念ながら湯煎できません。

★フライパンで焼く方法

パリッとした香ばしい食感の、関西風が好みの方には、直接火を入れて温めるのがおすすめです。誰でも手軽に実践しやすいのは、フライパンを使った方法でしょう。

買ってきたうなぎを、熱したフライパンに乗せます。この時、最初に身の方を焼くようにしてください。全体がパリッとして香ばしい香りが漂ってきたら、フライ返しで丁寧にひっくり返します。皮目も同じように、パリッと焼いていきましょう。

冷凍のうなぎを使う場合は、焼く前にしっかりと解凍しておきます。冷凍庫から冷蔵庫に移して4~6時間が経過すれば、解凍完了です。

★魚焼きグリルで温める方法

魚焼きグリル以外に、トースターやフィッシュロースターでも、同様の手順で温められます。まずはグリルにアルミホイルを敷き、うなぎを適当な大きさにカットして並べましょう。

温めるときは、まず皮目から焼くのがコツ。その後、慎重にひっくり返して、身のほうも焼いていきます。

フライパンを使う場合と同様に、冷凍もののうなぎは、しっかりと解凍してから温めます。関西風ならではの、パリッとした食感を楽しめるでしょう。

市販のうなぎのタレは洗い流したほうが良い?

スーパーなどで購入してくるうなぎには、市販のタレがたっぷりと付けられています。温め方によっては、このタレが原因でうなぎが焦げ付いてしまうケースがあるので、注意してください。

この注意が必要な温め方は、フライパンや魚焼きグリルを使って温める方法です。これらの温め方をする場合には、うなぎを一度水洗いして、余分なタレを落としてしまいましょう。水に濡れたうなぎでも、そのあと加熱すればパリッとしますので、「水洗いしたら食感が悪くなるのでは…」と不安に思う必要はありません。うなぎを温めたあとに、あらためてタレをかければOKです。

うなぎのタレの作り方は?

市販のうなぎのタレは、甘さを強く感じるものが一般的です。しかし中には、この甘さが苦手という方がいるのではないでしょうか。

そのような方は、下記の材料と作り方で、うなぎのタレを自作するのがおすすめです。

【材料】

  • 濃い口しょうゆ 200cc
  • みりん 100cc
  • 砂糖(ザラメ) 150グラム
  • 日本酒 25cc

【作り方】

  1. 小鍋にみりんと日本酒を入れ、沸騰させて煮切る
  2. 弱火にしたあとに、濃い口しょうゆと砂糖(ザラメ)を入れる
  3. しっかりと混ぜて全体を溶かす
  4. 全体が一度煮立ったら、火を止めて完成

ザラメがなければ、普通の砂糖でも大丈夫です。またみりんは、みりん風調味料ではなく、本物のみりんを使用することで、より一層風味豊かに仕上がるでしょう。

タレ作りのコツは、みりんと日本酒のアルコール分を飛ばしたあとは、超弱火で作業を進めていくことです。焦って火を強くすると、しょうゆが焦げてしまうので注意してください。

火を通す時間が長ければ長いほど、味は濃くなり、とろっとした仕上がりになっていきます。好みの味のところで、火入れをストップしましょう。

タレを一から手作りすれば、甘さや濃さも、自分の好みに調整できます。また、うなぎのタレは、肉料理にも魚料理にも合わせやすい万能タレです。多めに作って、さまざまな料理にアレンジするのもおすすめです。

工夫次第でうなぎはもっと美味しくなる!

「せっかくだから、自宅で食べるうなぎも、お店で食べるうなぎのように美味しくしたい」と思っている方が多いのではないでしょうか。自宅で食べるうなぎをレベルアップさせるコツは、タレと温め方にあります。

今回紹介した情報を参考にしながら、ぜひ自分好みのうなぎを見つけてみてください。タレから自作すれば、お店よりも美味しいうなぎを作れるかもしれません。自宅で手軽にうなぎを食べて、贅沢な気分に浸ってみてはいかがでしょうか。

参考サイト